他記事から来た方
「オープンシーってなに?」
「NFTを売ったり買ったりしてみたい!」
今、ニュースやSNSでも話題になっているNFT。
NFTとともによく目にするのが「OpenSea(オープンシー)」ですよね。
オープンシーとは
かんたんに言うとだれでもNFTを売り買いできる場所のこと。
今回の記事では
- OpenSea(オープンシー)の特徴まとめ
- OpenSea(オープンシー)の始め方
- OpenSea(オープンシー)でNFTを買う方法
- OpenSea(オープンシー)で出品する方法
などを解説します。
初心者にオススメな取引販売所や手数料についても調べました!
ぜひ、最後までごらんください。
1分要約
オープンシー(opensea)まとめ
- オープンシーは世界最大マーケットプレイス
- 誰でもNFTを購入できて、出品もできる
- 始めるときは「仮想通貨販売所」「Metamask」を利用する
- イーサリアムが流通の主流
- 購入時、販売時にガス代(手数料)がかかる
OpenSea(オープンシー) とは世界最大のNFTマーケットプレイス
OpenSea(オープンシー) とは、NFTマーケットプレイスの最大手です。
NFTマーケットプレイスとは、NFTを販売するネットサイトのようなもの。
円やドルなどの通貨は使わず、仮想通貨で取引をしています。
NFTとは
Non Fungible Token(ノンファンジブルトークン)の頭文字をとった名称。
ブロックチェーンを使って、代わりのない、世界に1つだけの作品を作れる。
いわゆるシリアルナンバー付きの絵画のようなもの。
ゲームのアイテムや有名アーティストの作品などがある。
ブロックチェーンとは
暗号の技術によって、データの破壊や書き換えがしにくくエラーなどで停止しにくい仕組みのこと。
たとえば、1つのタンスにデータをしまったら2つ目のタンスに1つめのタンスのカギを入れ、3つ目のタンスに2つ目のタンスのカギをしまうような仕組みになっているため、悪意のある人からのデータの書き換えはほぼ完ぺきに防げる。
不正しにくいので、さまざまな業界から注目を浴びている。
OpenSeaは、2017年12月からサービスを開始しました。
現在、急速に成長しており、2021年8月には前月の3.7倍にあたる約22万人が利用をしているサービスです。
NFTを売り買いする、NFTマーケット自体が世界規模で大きくなっていきそうなので、今後も成長し続けていくプラットフォームと注目されています。
OpenSea5つの特徴まとめ!買い手も売り手も使いやすいプラットフォーム
OpenSeaの特徴についてももっと調べてみました。
OpenSeaは、NFTを売りたい人も買いたい人も使いやすいプラットフォームです。
プラットフォームとは
サービスを受けられる「場所」のようなもの。
たとえば、YouTubeなども「動画を見たり配信できるプラットフォーム」と言われます。
- 複数のブロックチェーンに対応している
- NFTの種類や数が豊富なので買いやすい
- だれでも無料でNFTが作れる
- 価格を設定して販売したり、オークション形式で売ることもできる
- 転売された時の報酬の価格を設定できる
くわしく見ていきましょう。
OpenSea (オープンシー) とは多くのブロックチェーンに対応している
OpenSeaは、さまざまな仮想通貨に対応しています。
たとえば
- イーサリアム
- テゾス
- クレイトン
などです。
とくに、イーサリアムでの取引はとても盛り上がっています。
仮想通貨の1つ。
単位はETH。
有名なビットコインの次に人気や知名度が高い。
仮想通貨の1つ。
単位はXTZ。
ビットコインやイーサリアムより後に誕生した。
今後有望な仮想通貨として注目されている。
仮想通貨の1つ。
単位はKLAY。
まだ新しく、NFT業界にも参入したばかり。
親会社が韓国で有名なカカオトークを運営している「Kakao」。
今後に注目されている有望な仮想通貨。
OpenSea (オープンシー) とは扱うNFTの種類や数が豊富
購入できるNFTの種類や数がたくさんあるのも、OpenSeaの特徴です。
現在、1ヵ月で1,600億円ほどの取引が行われています。
たくさんの取引があるということは、出品されているNFTが多いということ。
OpenSea (オープンシー) とは無料でNFTが作成できる
OpenSeaは、NFTを売ってみたい人にも優しいプラットフォームです。
他のプラットフォームでは、NFTを作るだけで手数料を取られることも……。
しかしOpenSeaは、NFT発行まで手数料が無料なので、誰でも簡単に作れます。
ただし、NFTを販売するときは手数料がかかるので要注意です。
OpenSea (オープンシー )とは販売方法が2種類ある
OpenSeaでは、販売方法が次の2種類から選べます。
- 価格を設定する方法
- オークション形式の方法
まず1つめ。
方法1.価格を設定する形式 最初に、売る側が値段を決めるやり方です。 買う側は決められた金額でのみ購入できます。 ふつうのネットショップと変わらないので、売る側も買う側もスムーズに取引ができます。
続いて
方法2.オークション形式 最初に売る側が最低金額だけ決め、欲しい人たちが競り合って販売金額が決まります。 1番高い金額で申し込んだ人がNFTを購入できる仕組みです。
OpenSea (オープンシー )は転売された時の報酬の価格を設定ができる
OpenSeaは、転売された時の報酬の価格を設定ができます。
つまり、NFTを買った人が他の人に転売した場合、NFTを作った人にも報酬が入る仕組みを自動で作れるのです。
参考
AさんがNFTを作って販売します。
BさんがAさんの作品を購入したあと、Cさんに転売。
転売時の報酬価格を設定していれば、BさんがCさんに売った金額の一部をAさんも貰える
ということです。
OpenSeaの始め方!DMM Bitcoinでイーサリアムを購入
実際にOpenSeaの始め方を解説します。
NFTを購入したい人は、まず、仮想通貨取引所というところに登録し、イーサリアムを購入しましょう。
オススメの仮想通過取引所
DMMビットコイン!
OpenSeaでイーサリアムを使うには、仮想通貨取引所からMetaMaskという仮想通貨を管理する場所に送金しなくてはいけません。
他の取引所からMetaMaskに送金すると手数料を支払わなくてはいけませんが、DMMビットコインは無料で送金できます。
せっかくなら、少しでも手数料を少なく取引したいですよね。
ムダなお金を少なくNFTを楽しみたいなら、DMMビットコイン一択です。
DMMビットコインの登録方法を確認しましょう。
DMMビットコインの登録方法
DMMビットコインの公式サイトにアクセス
右上の「口座開設はこちら」をクリック
メールアドレスを登録
送られてきたメール内のURLをクリック
名前などの基本情報を入力
本人確認を行う
スマホを利用すれば最短1時間
口座開設の審査
口座開設完了
口座が無事開設できたら、さっそくイーサリアムを購入します。
購入する手順も見てみましょう。
イーサリアムの方法
手持ちの銀行口座→DMMビットコインへ日本円を送金
取引関連の画面からイーサリアムを購入
以上です。
仮想通貨と聞くとむずかしく感じますが、意外と簡単ですよね。
オープンシーウォレットの開設方法!イーサリアムのお財布「MetaMask」のセットアップを使用
イーサリアムを購入したら、OpenSeaと連携できる「MetaMask」というところに登録しましょう。
MetaMaskとは
イーサリアムのお財布のようなもの。
英語も多いですが、始め方はむずかしくありません。
今回は、chromeの拡張機能を使ってMetaMaskを利用してみます。
MetaMaskの利用方法
chromeの拡張機能「MetaMask」をインストール
パスワードを設定する
バックアップフレーズを設定する
以上で完了です。
バックアップフレーズは、万が一パスワードがわからなくなったときなどに利用します。
必ず控えておきましょう。
MetaMaskの開設が終わったら、DMMビットコインから購入したイーサリアムを送れば、お財布の準備は整います。
OpenSeaの購入方法を解説!手数料に注意
最後にOpenSeaのアカウントを登録して、NFTを購入しましょう。
OpenSeaに登録の途中で、MetaMaskの連携も簡単にできます。
OpenSeaの購入方法1.登録する
OpneSeaの登録手順
OpneSeaの公式ページから「作成」をクリック
画面の案内通り登録を進めてアカウントができたら元の画面に戻る
右上のアイコンから「My Account Settings」を選択
MetaMaskが起動するので「Sigh in」をクリックする
MetaMask画面にある0から始まる番号をOpenSea画面に入力
「署名の要求」の画面に変わったら、画面1番下の「署名」ボタンをクリック
「Username」に名前、「Email Address」にEメールアドレスを入力
※Bioは空欄でOK。
OpenSeaとMetaMaskが紐づけられる
以上で登録は完了です。
MetaMaskと紐づけもできたので、NFTを購入する準備ができました。
OpenSeaの購入方法2.NFTを購入
購入の手順も確認しましょう。
NFT購入の手順
OpenSeaの画面の「探索」をクリック
気になるNFTを見つけたら作品のアイコンをクリック
購入する場合「Buy now」をクリック
決済画面のチェックボックスをクリックし、「チェックアウト」ボタンをクリック
MetaMaskが起動したら、商品の料金+ガス代(手数料)の合計金額を確認
画像の赤い丸が商品の価格、青い丸がガス代、緑の枠内が実際に払う金額です。
注意ポイント
NFT購入時にはガス代と呼ばれる手数料が発生します。
実際に支払うイーサリアムは
- 購入するNFT
- ガス代(手数料)
を足した金額です。
「確認」をクリック
以上でNFTの購入ができます。
オープンシーのNFT発行方法は3ステップ
NFTを売る側の始め方も確認したいですよね。
NFTを売るまえに、
MetaMaskに登録
作品を作る
データファイル(画像、動画など)を作る
NFTを発行
という手順を踏みます。
NFT発行をするまではイーサリアムを払う必要がないので、MetaMaskは登録だけしておいてくださいね。
オープンシーもNFT発行方法1.MetaMaskと接続する
NFTを発行したい人も、OpenSeaでアカウントを作成します。
NFT購入時と同様、右上のアイコンから「My Account Settings」を選択し、MetaMaskと連携しておきましょう。
オープンシーのNFT発行方法2.コレクションの作成
OpenSeaのコレクションは、作成したNFTを保管しておく場所のこと。
やり方は以下の通りです。
コレクションの作成方法
OpenSeaを開き、自分のアカウントでログイン
アイコンから「My collection」をクリック
NFT管理用フォルダを作る
「Create new collection」→「Create」で作成
フォルダや販売する人に関する情報を入力
項目名 内容 Logo image Featured image カテゴリーページ画像(任意) Banner image アイコン画像のようなもの Name 表示されるユーザー名 URL Opensea内での表示されるページのURL Description 再設定が可能 Links 自分のサイトや各SNSを設定できる Royalties 二次販売時の報酬額と手数料が入るウォレットアドレスの設定。
※こちらはMetaMaskのアドレスを設定
Blockchain 使用する仮想通貨
※ETHを選択
Payment tokens 使用する仮想通貨
※ETHを選択
Display theme 販売しているNFTアイテムの見せ方の設定 Explicit & sensitive content レビューをリクエストすることも可能 一番下にある「Create」ボタンをクリックして完了
オープンシーのNFT発行方法3.発行の作業
上部メニューの「Create」→「MyCollection」から「作成したフォルダ」をクリックして、NFT発行作業をします。
NFTの発行作業
OpenSeaを開き、上部メニューから「Create」→「My collection」→「作成したフォルダ」をクリック
「Add Item」をクリックし、フォルダの詳細画面を開く
以下の項目をアップロード、もしくは入力する
項目名 内容 素材 販売する作品をアップロードする場所
サイズ:100MB以下
対応ファイル:JPG、PNG、GIF、CVG、MP4、WEBM、MP3など
Name 作品タイトルの設定 External Link 自分のサイトなどのURLを入力できる場所 Description 作品の紹介文を入力する箇所
作品を作った経緯や意味などを文章で説明できる
Properties プロパティの設定(任意)
※最初は触らなくてOK
Levels アイテムのレベル設定(任意)
※最初は触らなくてOK
Stats フィルタリングに活用する数値(任意)
※最初は触らなくてOK
Unlockable Content 購入した人に特典をつけるという設定 Supply 発行枚数を設定
世界で1つだけという作品にするなら「1」を入力するなど、NFTを発行する作品の数を決める
一番下にある「Create」ボタンをクリックし、MetaMaskを起動
「署名」ボタンをクリックすると、NFTの発行を完了
OpenSeaの使い方!出品方法を解説
NFTの発行が完了したら、販売もしてみたいですよね。
もしかしたら、自分の作品に高い値がつくかもしれません。
手順は以下の通り
出品前の準備
出品するNFTを選ぶ
出品の条件を設定
ガス代(手数料)の支払い
くわしく確認しましょう。
nftをオープンシーで出品する前に準備しよう
まずは、出品するNFTが「MyCollection」に入っているかチェック。
自分で作成したNFTでもいいですし、他の人から購入したものを販売してもOKです。
出品したいNFTが「MyCollection」に入っていない場合は、オープンシーのNFT発行方法を見ながら設定してくださいね。
OpenSeaの使い方!出品方法1.NFTを選択
自分が持っているNFTから販売するモノを選ぶ。
出品するNFTを決める
OpenSeaにアクセスし「Profile」をクリック
自分の持っているNFTが一覧で表示されます。
出品したいNFTを選んで、右上の「売る」ボタンをクリック
OpenSeaの使い方!出品方法2.NFTの出品条件を設定
次に出品条件を設定します。
選択、入力する項目は以下の通りです。
出品条件の設定
以下の項目を選択もしくは入力
項目 内容 Select your sell methood 販売方法
次の3つから選択
- 「Set Price」は価格を先に設定する販売方法。初心者向き
- 「Highest Bid」はオークション形式で販売する方法
- 「Bundle」はまとめ売りをする販売方法
Price 販売方法で「Set Price」を選択した場合、価格を設定します。 schedule for a future time 販売期間を設定したいときに利用 右上の「Post your Listing」ボタンをクリック
MetaMaskが起動するので、OpenSeaにガス代(手数料)を支払って出品完了
ガス代は設定したNFT価格の2.5%です。
イーサリアムでの支払いになるので、金額は常に変動します。
初めてNFTを販売するときは「Set Price」を選びましょう。
オークション形式は初心者にはむずかしい販売方法なので、慣れてきてからがオススメです。
OpenSeaで出品する!オークション形式の販売方法
最後に、オークション形式の販売方法についてです。
オークション形式にすると、思わぬ高値がつくこともあります。
オークション形式で販売する方法
「My Collection」から出品したいNFTを選択し、右上の「売る」ボタンをクリック
「Select your sell methood」の項目で「Highest Bid」を選択
以下の項目を設定
項目名 内容 Minimum Bid オークション開始時の価格 Reserve price 最低オークション価格
最低でも1イーサリアム以上に設定しないとエラーになってしまいます。
最低オークション価格は自分以外の人は確認できません。
Expiration Date オークション期間の設定
何日間オークション形式で販売するのかを決めます。
「Post Your Listing」をクリックし設定を完了させる
ガス代を支払って出品完了
nftで有名なオープンシーのよくある質問
オープンシーは日本語に対応してますか?
OpenSeaは基本英語ですが、一部日本語に対応しています。
主な操作は日本語で表示される箇所も増えています。
今後、日本人の利用が増えれば、全面的に日本語で表示されるかもしれませんね。
nftのマーケットプレイスは日本にもありますか?
OpenSeaのようなNFTを売り買いできるマーケットプレイスは日本にもいくつか誕生しています。
ただし、OpenSeaに比べると小さいため、出品できる人も限られていることが多いです。
代表的な日本のNFTマーケットプレイスを3つご紹介します。
日本のNFTマーケットプレイス
- CoincheckNFT(β版)
- AdambyGMO(β版)
- nanakusa
NFTの人気が上がっていけば上記のマーケットプレイスの規模も大きくなりそうですね。
今後に注目が集まっています。
オープンシーにアプリはありますか?
OpenSeaはiOS、Android向けのアプリを2021年9月に発表しました。
ただし、現段階ではアプリ内で取引ができず、NFTの閲覧のみしかできません。
NFTを売ったり買ったりするには、これまで通りインターネットのブラウザでしかできないようです。
今後のアプリの発展に期待したいですね!
nftを取引できるオープンシーは初心者に優しいマーケットプレイスだった
今回の記事をまとめます。
OpenSea(オープンシー)は
- 世界最大級のNFTマーケットプレイス
- 誰でも出品できるのでたくさんのNFTがある
- 利用するならイーサリアムを用意しておく
- 販売取引所はDMMビットコインがオススメ
- 出品するならNFTの金額の2.5%の手数料が必要
NFTは、一般的には名前くらいしか聞いたことない、という人も多い分野です。
しかし、まだ知られてないからこそ、今のうちにNFTを眺めたり、売買することで将来的に「NFT」にくわしい人になれるかもしれません。
最初はOpenSeaの公式サイトでNFTアートを眺めてみるのも面白いですよ。
見える世界が広がるはずです。
僕自身も、NFTアートを投稿していますので、ぜひ見ていって頂けると幸いです!